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ナフタリンとパラジクロロベンゼンは避けよう

2017年12月15日「金曜日」更新の日記

2017-12-15の日記のIMAGE
 防虫剤の代名詞のようなナフタリンは、金や銀の糸と反応しないので、人形用や和服用に使われます。しかし、いわゆるナフタリン臭が長く残るの で、あまり好まれません。不純物として含まれることがあるベンツピレンは有名な発ガン物質です。皮膚に炎症を起こす危険もあります。  パラジクロロペンゼンは安価なせいか、1kgもの大袋で売られています。基準使用量も他の防虫剤より多くなっています。  しかし、地球上には存在しなかった有機塩素系の農薬で、毒性があり、頭痛、めまい、全身のだるさ、目、鼻、のどの刺激、さらに腎炎、白内障など を引き起こすことがあります。徐々に発生する塩素ガスが金属を侵すので、金や銀の糸やラメの入った衣服には不適です。アメリカ環境保護庁の告示では発ガン性が指摘されており、使用を中止すべき防虫剤なのです。  最近の研究では、室内に漂っている濃度のパラジクロロペンゼンは花粉症の症状をひどくすることが判明。また、包装フィルムを透過してインスタントラーメンやせんべいなどの食品に吸着すると、普通の調理方法ではほとんど除去できないことも明らかになりました。  このように問題の多い防虫剤なのに、実際にはもっとも多く使用され、人体に蓄積しています。

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