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火災予防やこまめな手入れが効果的

2017年12月10日「日曜日」更新の日記

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 日本の住宅事情では、カーテンの近くにストーブを置かなければならないことも多いでしょう。その際、強制排気式やセラミック暖房器など炎や加熱部が直接むき出しになっていないものを選ぶなど、火災を予防する暖房方法を考える必要があります。  また、カーテン購入にあたっては、本当に防炎処理が必要かどうかをよく検討したほうがよさそうです。家庭用カーテンでは、比較的安めの商品に未処理のものがあります。家庭で洗える綿素材のカーテンも増えています。  最近では、SEKマーク付きのカーテンも多くみられるようになりました。SEKマークというのは、業界団体が設立した繊維製品衛生加工協議会が定める品質基準に合格した商品にのみ付けられる「品質証明マーク」です。「抗菌・防臭効果」「効果の耐久性(耐洗濯性)」「加工の安全性」の3点について基準が設けられています。  とはいえ、これはあくまでも業界の自主基準。根拠は十分に明らかになってはいません。にもかかわらず、消費者に対するプラスイメージのセールスポイントとして強調されています。実際には、抗菌・防臭剤が「安全」という保証はないのです。  使用されている抗菌・防臭剤は、トリクロサン、第4級アンモニウム塩、銀ゼオライトなどです。表面処理のトリクロサンは他のものと比べて持続効果が小さくなります。カーテンの素材に混ぜ込む形の第4級アンモニウム塩や銀ゼオライトは、空気中に移行しないという点では安全性が高いといえます。  しかし、家庭用カーテンに抗菌・防臭処理が必要かどうかについては、やはり疑問が残ります。家庭で洗濯できる素材を選んで定期的に洗う、掃除のときにはカーテンにも掃除機をかける、などのこまめな手入れのほうが、ずっと効果的だと思います。

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