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カーテン

2017年12月9日「土曜日」更新の日記

2017-12-09の日記のIMAGE
 居間に使われているカーテンの素材は、綿かポリエステルで、その多くに防炎・抗菌処理がされています。  高層建築、地下街、病院など不特定多数の人びとが集まる場所で使用するカーテンは、法律で防炎処理済のものと定められています。一般家庭であっても、31m,を越える高層マンション内では、防炎カーテンの使用が義務づけられています。また、病院では、MRSA(メチシリン耐性黄色プドウ球菌)感染予防のために、抗菌カーテンの必要性が高まっています。このように、防炎・抗菌商品は特定の場所用に開発されたものです。  ところが、暖房器具とカーテンの接触による火災や、アルミサッシなどの普及で風通しが悪くなり、カビなどによる臭いの問題が生じたため、一般家庭用にも防炎・防臭・抗菌加エカーテンが売られるようになりました。たとえば、防炎機能のトレビラCS、抗菌効果のバイオシル、消臭効果のアデリカなどがあります。  防炎加工の方法には、繊維自体に有機リン化合物や(ロゲン含有ビニル化合物などを加えて、素材そのものを燃えにくくする方法と、できあがった布にリンや窒素、チタン化合物などをしみ込ませて燃えにくくする後加工法があります。「難燃加工」という表示のカーテンもありますが、家庭用の場合、難燃と防炎に性能上の違いはありません。  防炎加エカーテンには発火しにくいという利点はありますが、安心は禁物です。1991年5月の「防炎ニュース」によると、①合成繊維の混用率20%以上に防炎性能が不足するものがあり②洗濯によって防炎性能が失われるものがあったそうです。また、いったん火事になった場合には、カーテン生地に難燃剤が加わってくすぶり、塩酸ガスや青酸ガスなど多種類のガスの発生が報告されています。

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