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レディーメイド方式

2017年11月17日「金曜日」更新の日記

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管理会社は委託契約の範囲内でしか業務を行わないという事である。例えば、共用部分の劣化などは管理組合自身でチェックし、補修計画を立てる必要がある。確かに、一九八二年に区分所有法が改正される以前に分譲されたマンションでは、この様に管理組合主導の元にマンションの管理業務が始動していました。ですが、その後、分譲マンションが急増すると同時に、管理業務の始動は分譲会社が全てお膳立てするレディーメイド方式に移行する様になりました。建設省が一九九三年に実施したマンションの管理業務に関わる実態調査の結果であって、全面的に管理会社に委託しているマンションが全体の約七〇%に達している事が分かるでしょう。この様な状況下において、マンションの購入者は、事情をよく理解出来ない購入契約の段階で印鑑を押し、レディーメイド方式を受け入れる事となりました。具体的には、購入契約の際、「管理に関する承認書」に押印するのである。いたれりつくせりのサービスである。マンションの購入者は、分譲会社が準備した契約書などへ記名・押印するだけで、あらかじめ決められていた管理会社が、これまたマニュアル化されている管理委託契約書に基づいて管理を行う。レディーメイドの管理規約も用意されており、分譲会社が管理組合の立上げまで手伝ってくれる仕組みです。すべてはエスカレーター式に事が運び、管理費と修繕積立金を毎月、指定の銀行口座に振込んでいる限り、マンション暮らしに支障をきたすことは無いと言えます。分譲会社が、ここまで手をさしのべるようになった背景には、一九七〇年代後半における第四次マンションブームで、それまで特定の層に限定されていた分譲マンションの需要者層が、いっきょに拡大した事情がある。

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