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乾燥収縮に寄る罅割れ

2017年11月1日「水曜日」更新の日記

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マンションにて生活しても、最も気になる現象は、コンクリートのヒビ割れだろう。一口にヒビ割れといっても、発生する箇所や、時期およびヒビ割れの程度などによって、放置出来るたぐいのものもあります。そのほか、早急に手を打つ必要があるヒビ割れも存在する。ヒビ割れが問題になるのは、漏水や鉄筋の腐食を引きおこすなど、建物の耐久性を損なうからである。放置出来るヒビ割れであるかどうかを判断するためには、発生の原因を特定する必要性は高いです。コンクリート部材にヒビ割れを生じる原因は限り無くあるが、最も一般的なものは乾燥収縮によるヒビ割れです。コンクリートは硬化する過程で収縮をおこす。梁のような形状のコンクリートの収縮量は、長さ方向が最大と言えます。どの程度、収縮するかというと、コンクリートの配合、環境湿度、コンクリートの形状寸法、コンクリート表面においての被覆物の有無、拘束状態、コンクリートを打込んでからの期間などにより、違いがありますが、全く拘束されない長さ一〇メートルの梁状のコンクリートの場合、六ヵ月で六~ハミリ収縮する。長さ方向に鉄筋が入っていたら、コンクリートの収縮は鉄筋により、拘束されます。収縮が進行するに従い、全く縮まない鉄筋はコンクリートを引っぱる様な働きをする。コンクリートは引っぱり力に対する抵抗力が小さいため、収縮がある限界点に達すると、コンクリート梁は断面に直角方向(拘束体である鉄筋軸と直角方向)にヒビ割れが発生します。この様に、部材規模で起きるヒビ割れは、その幅も大きく、建物のスラブのような断面寸法の部材では、貰通ヒビ割れ(コンクリート部材の裏面にまで達する深さのヒビ割れ)が起こしやすいのです。乾燥収縮によるヒビ割れは、水分の多数コンクリートに生しやすいでしょう。ヒビ割れの程度によって、強度を確認する必要がある。乾燥収縮によるヒビ割れでも、部材の表面に発生する細かいヒビ割れも存在します。部材の内部が湿っているのに、表層部が乾燥すると、内部と表層部との間に湿度勾配が発生します。内部のコンクリートの拘束によって、表屑部に引っぱり力が作用するため、表面に細かなヒビ割れが発生するのです。この極のヒビ割れは、コンクリートの上に塗られたモルタル層の表面などで豊富にみられます。

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