一人暮らしでインテリアのおしゃれな配置を伝授!

トップ > 平成29年10月> 30日

1・2階ごとの収納スペースを検討する

2017年10月30日「月曜日」更新の日記

2017-10-30の日記のIMAGE
どこの家でも、いちばんの頭痛の種は「収納」なのではないかと思います。私がこれまで担当したお客さんたちも、「とにかく物がかたづかないので、収納スペースをできるだけたくさん確保したい」と、必ず念を押します。でも、ちょっと待ってください。物がかたづかないのは、果してスペースだけの問題なのでしょうか。必要のない物がもう何年も押し入れなどを占領していませんか?使いたいと思う物が使いたいときにすぐ取り出せるような場所に収納されていますか?これらの質問に対して「ん……」と考え込んでしまった人は、再考の余地ありです。まずは使う物と使わない物を整理することから始めます。物は捨てられるようでなかなか捨てられないものですが、もう何年も使わない物はこの際、心を鬼にして思い切って捨てましょう。そうしてあり余る物を整理しておかないと、新しい家に住んでもすっきりと暮らすことは難しいと思いますよ。取っておく物についてはそれらを種類別にリストアップして、大物はサイズを計って記録しておきます。次に、2階建ての場合は1階に何を収納して2階には何を収納するのか、これもリストアップしておきます。たとえば掃除機は1階に置いたほうが便利か、それとも2階のほうがいいのか、主婦であるあなた自身の使い勝手を考えればおのずと決まりますね。1・2階ごとの収納を考えるとき。難しいのはマンションなどワンフロアでの暮らしに慣れてきた人の場合です。ツウフロアになるということは、これまで平面上で何もかも用が足せていたのに、これからは2つのフロアを上下しなければならず。それだけ動線が長く複雑になることを意味します。たとえば、洗濯物を取り入れたらそれをどこにしまうのか、そんな簡単なことでもワンフロアとツウフロアとでは大きく違います。そこで、単に物をしまうだけでなく、しまった物を取り出して使うことも考慮した″機能的な収納"を計画しないと、結局は物があちこちに分散してしまい、新しい家も物がわがもの顔してのさばるようになってしまうでしょう。

このページの先頭へ