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エリアだけで選ぶのも実は問題

2017年10月25日「水曜日」更新の日記

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 資産価値を考えれば、立地が重要だとはいっても、それだけで選ぶのも問題です。  先日、私の友人から、「文京区で築35年のリノベーションマッショッを買いました」という報告をいただき、びっくりしました。  立地は確かに重要ですが、私は、築年数の古いリノベーション・マンションなどはオススメしていません。  リノベーションとは、間取りまで変えるような大幅なリフォームのことです。しかし、マンションでは、個人が勝手に柱や梁、壁などの構造謳体に手を加えることはできません。そして、1981年(昭和56年)5月以前に設計された(正確には建築確認申請がおりた)マンションは、「旧耐震」といって、構造謳体の耐震性が今の基準(新耐震)より低く、大地震の際に大きく損傷する危険が高いのです。  文京区は確かに東京でも人気のエリアですが、だからといって、築35年の中古マンションを買って資産価値が維持されるとは思えません。それよりは、板橋区や練馬区で築10年くらいまでの中古マンションを選ぶほうが、資産価値の点ではずっとお勧めです。  資産価値の観点からは、避けるべき条件もあるということです。筆頭に来るのが、今挙げた築年数の古い物件、特に「旧耐震」のマンションです。  旧耐震のマンションでも、耐震診断で現在の基準と同等であると判断されたり、必要な耐震補強を行ったというケースがあり、大丈夫なように思うかもしれません。  しかし、自分がそう思うとしても、他の人もそう思うかどうか、です。建築物の構造について詳しい人なら、耐震診断や耐震補強の意味が理解できるでしょうが、そうでない多くの人は、「旧耐震」と聞いてマイナスのイメージを持つはずです。  なお、一戸建てでも、旧耐震、新耐震の別はありますが、マンションと違って、一戸建てはもともと建物の値下がりが速く、築20年を超えるとほとんど土地価格のみでの取引となるので、マンションほど問題ではないと思います。

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