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一戸建てを「買う」なら新築より中古

2017年10月9日「月曜日」更新の日記

2017-10-09の日記のIMAGE
もし、どうしても一戸建てを買いたいというのであれば、私はマンションと同じく築10年くらいまでの築浅の中古をお勧めします。  新築一戸建てを買うと、住んだとたんに何百万円と値下がりするリスクがありますが、中古を市場の適正価格で買えば、そうした心配は少ないからです。  中古の一戸建てについてはやはり、「マンションに比べて永住するつもりの人が多く、築浅の物件がそんなに売りに出るのか」と思われるかもしれません。  しかし実際には、いろいろな都合で売却する人が一定の割合で出てきます。それを指し値で交渉して買っていけばいいのです。それにより、新築時の価格に含まれるプレミアム分をカットして買うことができます。新築のピカピカでなくても、数十万円かければリフォームで壁紙などはきれいにでき、見た目は新築と変わりません。  私が相談を受けたケースで、東京・恵比寿のJR山手線の内側にある、1階が駐車場という3階建ての中古一戸建てを買おうかどうか迷っていた方がいました。価格は約5500万円で土地は80㎡しかありません。  私は「ぜひお買いになればいいですよ」とアドバイスしました。なぜなら、価格のうち4000万円程度が土地分で、建物分は1500万円です。たとえ10年住んで建物の評価額がゼロになったとしても、恵比寿という立地から考えて土地の評価額はおそらく4000万円のままでしょう。  狭いとはいえ、恵比寿で駐車場付きの一戸建てに10年住んで値下がり分の負担が1500万円、1年で150万円(月12.5万円)であれば、十分メリットがあります。10年後に土地の評価額が値上がりしていれば、実質の負担はもっと減るはずです。  土地の評価額が高い都心の人気エリアでは、一戸建てのこういった選び方、買い方ができます。しかし、郊外では販売価格全体に占める土地代の割合が少なく(建物分のほうがはるかに多く)、難しいでしょう。  なお、土地を買って注文住宅を建てるというのは将来の資産価値がどうこうというより、「趣味の世界」です。

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