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返済を遅らせるという選択肢

2017年9月30日「土曜日」更新の日記

2017-09-30の日記のIMAGE
たとえば、40歳でマイホーム購入を決断した場合、固定金利で35年のローンを組んだら、完済するときは75歳。定年後も10年間はローン返済をしなければならない。 現役時代ならともかく、年金暮らしのローン返済はいかにもきつい。そう思う人は中途で繰り上げ返済を何度かやって、定年までに終わらせるようにすればいい。  これまでのデフレ経済下では、給料もろくに上がらず、繰り上げ返済に回す原資もつくりにくかったが、日本経済復活のメドがついたので、この先は給料も上がっていくだろうし、ボーナスも増えるだろう。長期ローンを組んでいる人は、繰り上げ返済を視野に入れてもよいのではないか。  なお、期間短縮型を選べば、単に期間が短くなるだけでなく、当然、返済総額も支払う金利もそれだけ減ってくる。先はどの例で、30年固定で1000万円借りたケースでいえば、30年で約1400万円を返すことになるが、1年目で100万円の繰り上げ返済をすると、期間が4年縮んで、返済総額は約1313万円と87万円少なくなる。  いま、この繰り上げ返済に関して、人々を迷わせる事態が起きている。政府が住宅購人を促進するために優遇税制措置をいくつか講じたためだ。その一つに、ローン残高に応じて毎年1%の所得税控除というのがある。  4000万円のローン残高があると、年間40万円を控除してもらえる。この税制が10年間続くから、かなりの金額になる。そこで「繰り上げ返済して残高を減らすのは損?」と思う人が出てくる。実際、そう思って繰り上げ返済をやめる人もいるようだ。  だが、専門家の試算によれば、税制による控除は1%なのに対し、ローンの金利は絶対にそれを上回るから、繰り上げ返済できるなら、しておくほうがトクなのだそうだ。控除のために繰り上げ返済を遅らせるという選択肢はありえないと知っておこう。"

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