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イメージでなく「根拠」を持つエコ住宅を。

2017年9月2日「土曜日」更新の日記

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住まいで言えばエコ住宅、食品なら無農薬野菜など、健康や環境に配慮したものがなかりなかスタンダードにならない理由のひとつは、根拠が疑わしいと思う人が多いからではないでしょうか。出所や中身が表示に沿っていない商品が横行していることも、消費者の信頼が得られず、結果として多くの人に選ばれるマジョリティへと進化できない原因になっています。さらには、「それを選んだからって本当に効果があるの?」という疑問。普通の人が抱くそんな不安と疑問に気づき、イメージでエコを語るのでなく、根拠や出所、効果を明らかにしようと動いている人がいます。そんな頼もしい専門家たちの活動を取材しました。『住まいの有害物質を探る』医学関係者が住宅の重要性に気づき始めた残念ながら、いまだにシックハウス症候群は、原因の特定や効果的な予防法、治療法が町立されているとは言いがたいのが実情です。病気になりかねない建物について詳しく解明されていないということは、裏返せば健康に住める住宅についてもはっきり「こういう建物だ」と言い切れないということ。ですから今のところ、エコ住宅、健康住宅、自然住宅……など健康に住めて、なるだけ環境に負荷をかけない住宅について、さまざまな表現が巷に見られますが、発信者によって内容は少しずつ。あるいは大きく違っています。いくら本当によいものを造っていたとしても、健康やエコをイメージだけで謳うのは時代に合ったやり方とは思えません。昨今はラベルの宣伝文句を鵜呑みにするのは危ないと、皆が気づき始めたからです。肉や鰻だって出所の確かなものしか買いたくないと思うのに、ましてや一生の財産をかける家を曖昧なイメージ広告だけで買う人は多くはないはずです。材料の出所や造り方、製造者などの確かな内容を明らかにし、まず消費者の信頼を得なければ選んでもらえない。造り手は、そのぐらいの時代認識が必要だと思います。

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