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知っておきたい「風水」と「家相」の話

2017年8月1日「火曜日」更新の日記

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住む人にもっと幸せになってもらいたい、そうした思いから、風水・家相の鑑定士の方々と協力して、部屋づくりをする機会が増えています。私自身も風水・家相について学んでいますが、そのきっかけとなったのは、十数年ほど前、ある鑑定士の先生にいわれた言葉でした。「風水や家相は占いじやないよ。統計学であり、厳密にいえば天体学なんだよ」実際、競売物件などを風水・家相的にみると、「一家離散を招く間取り」をしているケースが多いのです。長い歴史を持つ風水・家相は、幸運を招くための大切なツールといえるでしょう。この風水と家相は違います。一般的に風水は、今でも中国や台湾を中心に活用されていて、日本では「中国伝統風水」と呼ばれています。風水の多くの流派では、各方位に固定の事象があるのではなく、敷地に対する道路と玄関の位置で、各事象が決まります。一方、家相は五世紀頃に中国から入ってきた風水が、日本の気候・風土で体系的に培われたもの。各方位で事象が決まるのが特徴です風水・家相にはいくつかの流派がありますが、さまざまな流派の鑑定士と仕事をしてきた経験から、どんな流派にも共通したポイントがあることに気づきました。ここでは家相について、いくつかの大事なポイントをご紹介してみます。まず、敷地の「周辺環境」について、共通点があります。具体的にみると、各流派ともに、幸運を呼びこむ「吉相」とされるのは、心も空間も、スッキリさせる方法住んでいる敷地から見て北側と西側が敷地よりも高くなっていること、南側と東側が敷地よりも低くなっていることです。 土地の高さだけでなく、たとえば、北側に商いピルがある場合も、吉相とされています。次に、敷地・間取りの「形状」について、各流派が共通して要注意とするものがあります。正方形や長方形ではなく、出っ張りのある「張り」「欠け」と呼ばれる形状です。出っ張った部分が、一辺の長さに対して、三分の一未満なら「張り」、三分の一以上なら「欠け」とされます。もし今の部屋や家に「張り」や「欠け」がある場合、運気がダウンするのを防ぐため、その部分を清潔に保ったり、観葉植物を置いたりするといいでしょう(くわしくは、家相などの本をご覧ください)。また、「鬼門・裏鬼門」という言葉を聞いたことがありませんか?「鬼門」とは、部屋や家の中心から見て北東方向、「裏鬼門」とは、その反対の南西方向をさします。この鬼門と裏鬼門の一番のポイントは、「不浄なものを配世しない」こと。不浄なものとは、トイレやお風呂、キッチン、ゴミ置場などがその代表です。モーターなどの機械的な振動を与える、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ関係も、不浄なものとして、配置しないほうがいいとされています。流派にもよりますが、他にも、「玄関」や「階段」を配置することも避けたほうがいいといわれます。 ある女性のクライアントは、家のリフォームの際に、風水・家相的に問題のあった玄関の位置とデザインを変え、仕事運をアップさせました。リフォームから数カ月後、趣味でやっていたタオルを使ったアートが口コミで広まり、なんとテレビ出演が決まったのです。反響を呼び、その後に本を出版、定期的に文化講座を受け持つようになりました。「暗い印象だった玄関が、明るく快適になりました。リフォームした効果かはわかりませんが、玄関を変えて、気分が変わったのはたしかです!」と笑顔で語っていました。このように、住んでいる人の運をよくするための風水・家相ですが、残念ながら、必ずしもすべての人がうまくいく、というわけではありません。これまで数多くのケースを見てきて、わかったことがあります。それは、運気をアップさせる人は、風水・家相をワクワクしながら活用していること。一方で、運気をダウンさせてしまう人は、風水・家相に依存して、自分だけは幸せになりたい、お金を手に入れたい、としていることです。「自分も幸せになりたいけど、家族みんなが幸せになってほしい」「運気を高めて、まわりの人をもっと八ッピーにしたい!」と考えている人は、どんどん運気をアップさせる傾向があります。ただ単に風水・家相を活用すればOKではなく、さらに幸せを呼ぶには、「心の持ち方」がとても重要なのです。

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