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現在の日本人とその住まいの状況

2017年7月3日「月曜日」更新の日記

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文明というのは、60年サイクルで変わるという説がある。この説によると、1世代が30年で変わって、2世代変わらないと、文明が変わらないというのだが、その通りだとすると、われわれはまだ30年しかたっていないのに、経済の構造は農業国から工業国に変わってしまった。だから、意識や文明そのものが充分変わっていないというのは当然なのかもしれない。  工業化は住という点から見れば、大が集中して都市化すること。ところが、人の意識はまだ変わっていないから、集中しながらも、なお農民的に個別的に住みたがっているというのが、現在の日本人とその住まいの状況である。  つまり「農民が都市に住んでいる」と言って良いのが日本の住宅の現状なのだ。そのため、馬鹿げた遠距離通勤と、膨大な労力の消耗と、それでいて劣悪な条件の郊外の貧弱な住宅に我慢して住んでいるのだ。そんな住生活のレベルにとどまっているのは意識の改造ができないからだ。私たちの住環境が悪い半分は私たちの責任といつも私が主張する所以。

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