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頭金は多くても困らない

2017年9月20日「水曜日」更新の日記

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頭金300万円で物件価格3000万円のマンションを、年利3%の30年ローンで買ったとする。銀行からの借入額は2700万円、返済総額は約4400万円になる。それを「頭金1割じゃ少なすぎる」といって、すぐ買わずに貯金を続け、3年後に頭金600万円にしてから買う。そういう選択をする人もいることだろう。  3年後も年利3%で借りられれば、借人額2400万円に対して、返済総額は約4250万円。およそ150万円の節約になる。  だがこれは、あくまで3年後も金利がいまと同じだった場合である。いまの金利は最低に近いから、金利はこの先上がる方向にある。もし金利が4%になっていれば、返済総額は4700万円。頭金を増やした意味がなくなる。  もちろん、頭金は多いに越したことはないが、金利水準が低い時代はあまりこだわらないほうがいい。  どうしても頭金を増やしたいなら、親に無理をいってでも相続財産の一部を贈与してもらうとか、時間のかからない別の方法を考えることだ。実際に多くの人は、購人物件価格の2割以下の頭金で踏み切っている。  「できるだけ多くの頭金を…」という考えは正しいのだが、いまは、そのことに頭を悩ませるよりも、ローンの借り方のほうに、もっと神経を使うべきだろう。

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