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『住み手が知っておきたいこと』

2017年9月14日「木曜日」更新の日記

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<結露発生のカラクリと防ぎ方> パートナーとして優秀で勉強熱心な建築家を見つけるのと同時に、建て主にはまず「家というもの」「住むこと」「ていねいに暮らす意味」などについて考えてほしいということを、しつこいほどに書いてきました。考えることに加えて、望むらくは、エコ住宅を目指すなら、室内の空気を汚す原因について、最低限の知識を身につけておいたほうがいいでしょう。この項では、そうした最低限の情報について簡単に触れておきたいと思います。まず、化学物質と同様にシックハウス症候群を引き起こす原因のひとつ、カビやダニの発生の引き金ともなり得る結露について、簡単に解説します。結露という現象は、断熱性や気密性を高めれば防げるような言われ方がされますが、それは誤りです。逆に、断熱性や気密性を高めるだけで換気と湿度調節をしなければ、水蒸気が逃げ場を失って結露する可能性が大きいのです。恥ずかしながら以前は私も知らなかったのですが、水蒸気の分子は酸素や窒素の分子より小さいので、内装材を突き抜けてコンクリートや断熱材の中にいとも簡単に入ることができるというのです。空気は温度が高ければ高いほどたくさんの湿気を含むことができ、温度が下がると少ししか湿気を合むことができません。つまり、昼間の暖かい空気にたくさん含まれていた湿気は、夜になって気温が下がると余ってしまい、部屋のあちこちで結露するということになります。逃げ場をなくした水蒸気は、空気の流れや水蒸気の圧力の差によって家の中をさまよい、家中に均等に分布します。

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