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最も避けたい「化学物質」と「薬剤」

2017年9月10日「日曜日」更新の日記

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『最も避けたい「化学物質」と「薬剤」』さて次に、どんな化学物質や薬剤が最も危険で、人体にどう有害なのかをみていきましょう。これに関しても専門的な知識を得るには本を何冊も読まなければならないので、ここでは真っ先に避けたい物質について警告しておきたいと思います。多くの有害な化学物質の中で、厚生労働省が室内空気汚染のガイドラインにより「これ以上の農度になると人体に影響が出るであろうと予測される指針値」を定めているのは、13物質です。以下、その13物質名と濃度の指針値、発生源、疑われる毒性の順で書いておきます(指針値は室温25℃の場合。ppmは100万分の1、ppbは10億分の1の濃度)。 ①ホルムアルデヒド……0・08ppm。接着剤、家具、合板・下地材、防腐剤から発生。皮膚、呼吸器、粘膜への刺激性があり、変異原性、発ガン性が疑われる。低濃度で中毒の危険性があり、シックハウスの一番の原因と言われている。 ②トルエン……0・07ppm。接着剤・塗料の溶剤、可塑剤(樹脂を軟らかくする物質)、家具から発生。中枢神経系機能障害を生じ、薬物依存性を持つ。 ③キシレン……0・20ppm。接着剤・塗料の溶剤、防腐剤、家具から発生。頭痛、悪心、めまいなど神経症状を示す。目や気道、皮膚への刺激性、肝臓や腎臓の機能障害の疑いがある。 ④パラジクロロペンゼン……0・04ppm。防虫剤、芳香剤から発生。肝臓・腎臓への影響が疑われる。 ⑤エチルベンゼン……0・88ppm。接着剤・塗料の溶剤、家具から発生。目、鼻、呼吸器系への強い刺激性、運動失調、脳、肺の充血および水腫がみられる場合がある。とともに「シンナー」として売られている商品に使われている ⑥スチレン……0・05ppm。断熱材、畳、各種樹脂、樹脂塗料から発生。疲労感、頭痛、めまいなどの症状がみられ、自律神経症状がみられる。 ⑦フタル酸ジーnーブチル……0・02ppm。可塑剤(塗料、壁紙、接着剤)、ビニール床シートから発生。 ⑧クロルピリホス……0・07ppb。防蟻剤から発生。有機リン系の化学物質。サリンやVXガスといった神経兵器の仲間で、神経系に強い作用がある。 ⑨テトラデカン……0・04ppm。溶剤から発生。皮膚刺激、生殖器への影響がある。 ⑩フタル酸ジー2-エチルヘキシル……7・6ppb。可塑剤(塗料、壁紙、接着剤)から発生。胃腸障害、下痢を引き起こす。 ⑪ダイアジノン……0・02ppb。防蟻剤、農薬から発生。運動失調、麻痺の可能性が疑われる。 ⑫アセトアルデヒド……0・03ppm。接着剤、防腐剤から発生。目、気道への刺激性がある。 ⑬フェノプカルブ……3・8ppb。殺虫剤、防蟻剤から発生。神経系への影響がある。なお、財団法人「建築環境・省エネルギー機構」が1996年当時に建設省、厚生省、通産省、林野庁の協力の下、学識経験者、関連業界団体などでつくった組織「健康住宅研究会」が、最優先取り組み物質として指定した「3物質3薬剤」は、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンの3物質と、木材保存剤、可塑剤、防蟻剤の3薬剤です。

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