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無知なままで家を作れば

2017年7月17日「月曜日」更新の日記

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 郊外住宅地のみにくさは、昔のような親しい大工さんが村や町にいなくなったということもあるが、作る側の人間や意識が変わってきたということも大きい。かつては、家を建てるというのは、一家の主人の仕事だった。その主人がどんな家を作るかは、その家の伝統や家の格式とかかわりが深かったし、さらにはその主人の芸術的な素養を示すものでもあった。  ところが、今や家を作るのは主人の役割ではなく、主婦の役割になってしまった。日本の男は家の中で戦後2つのことを放棄してしまったからだ。一つは育児・教育であり、もう一つは住宅建設である。つまり、家の中のことはすべて女に押し付けて、自分はすべてのエネルギーを会社の中で使うことにしてしまったのだ。  会社の出がけに夫から「母さん、頼んだよ」とばかりに任された女性は、子供の育児・教育に関しては、学校に投げてしまった。学歴社会の日本では、それこそ幼稚園、保育園から始まって学校制度は完備している。だから、子供については、教育だけでなくしつけも学校任せにして、子供のしつけが悪いのは、学校が悪いのだというような風潮になってしまっているのだが(閑話休題)。

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