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家を買うとお金がたまる

2017年3月6日「月曜日」更新の日記

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「マンションや家を買うほうが得か、家賃を払っているほうが得か」という議論をよく耳にする。「20年も30年もローンを払い続け、そのために倹約生活が続くぐらいなら、貨貸のほうが気楽でいい。それに20年、30年のローンとなると、借りたお金の倍は払わなければならない」と考える人がいれば、「毎月ローンを払い続けるプレッシャーはあるけれど、持ち家は自分の財産になる」と言う人もいる。ライフスタイル優先の生活エンジョイ派と将来設計を大切にする安定志向派。一見どちらの言い分も正しいようだが、はたしてどちらが本当だろうか?結論から言ってしまえば、「家を買うとお金がたまる」というのが事実である。「庶民にとってマイホームは夢だ」といわれていたバブル時代ならともかく、マンションや土地の価格が下がり、金利も低くなってきたいまでは、「持ち家」のほうが間違いなく経済的。まして、これからは社会の高齢化が進み、年金をちゃんともらえるかどうかわからない。そうなった時に慌てないためにも、マイホームをもつ意味は大きい。あらためて言うまでもないが。20年とか30年かけてローンを返済するということは、マイホームという財産を毎月積み立てていることである。家賃はいくら払おうとも何も残らないが、家やマンションは自分や家族のものになるわけだ。「その分貯金すればいい」と言う人がいるかもしれないが、毎月一定額を貯金しようと思っても、ついつい余計なことに使ってしまうもの。「3年で500万円貯めよう」と決意してもなかなか実現できないが、マイホームを買うことで、それと同じ、あるいはそれ以上の事ができるのだ。また、マイホームを買うということは、妻も夫も、これからのライフサイクルを相定し、計画的な人生を歩もうと考えるきっかけにもなる。家貨とは違い、ローンは返済ができないと、せっかく購入したマイホームを担保として取られてしまう。だから、より明確な目的と強い責任感をもって、それぞれの仕事に取り組むようになるし、衝動買いや無駄なお金の使い方はしなくなるメリットもある。「ローンを組めるのは、社会的信用の表れ」といわれる理由もここにある。さらに、満足できるマイホームをもち、その結果、家庭生活をエンジョイできるようになることも、お金がたまる要素になる。住まいが快適であると、必要以上に外に出なくなる。賃貸マンションに住んでいた頃は外食やレジャーにお金を使っていた夫婦も、外でお金を使わずに、家でパーティーを開いたり、休日には家を基地とした遊びを楽しむようになるというわけだ。インテリアやメンテナンスなど、家そのものを遊ぶこともできる。壁紙を替えたり、バルコニーで家庭菜園を始めたり、壁に掛ける絵を探すために夫婦で画廊を巡ったり。ストレス解消に使うお金が減り、建設的な生きたお金の使い方をするようになることも、目に見えない貯金であろう。マイホームの価格は、諸外国と比較するとかなり高いことは間違いないが、収入とのバランスで考えると、日本人は住まいに対するお金のかけ方は決して多いほうではないという。いままで、無駄に消費していたお金を、よい家具や調度品を計画的に購入したり、アートやグリーンなどで家を飾る楽しみ、家で趣味やライフワークを行うための費用などに使うなら、豊かで充実した家庭生活という、お金以上の価値あるものを貯蓄することができるだろう。マイホームは若いうち(正確に言えば親が若いうち)に買えばより得をする、ということもつけ加えておこう。公庫や年金の親子助け合いローンを組むことが可能だし(親が一定の年齢を超すと利用できない)、一部を親子共有名義にすることで節税にもなる。だから自分たちが若くて収入が少なく、その時は多少やりくりが大変かもしれないが、長い目で見れば、やはり若いうちにマイホームを買ったほうが有利なのである。

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