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見積もりと建築工事請負契約

2017年3月2日「木曜日」更新の日記

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設計図面と仕様書は設計事務所または建設業者に依頼して作成しますが、いよいよ工事金額の予算を決める段階に入ります。そこで、建設業者から見積書を取ることになります。<見積書の役目>見積書は、アパートの建築工事費に対する内訳明細書です。基礎工事、建物主体工事、電気工事、給排水衛生工事等の工事別に、使う材料費・器具代・手間賃の内訳明細が書かれています。この計算は、設計図面と仕様書から材料数量・器具名を拾い出し、単価をかけて積算します。そのため、見積書の内容のチェックをするためには、設計図や仕様書が理解できる能力が必要になり、初めてアパートを建築する方はとまどうことでしょう。設計施工で、建設業者に設計を依頼した場合には、原則としてその建設業者に工事を発注することになりますから、他の建設業者から見積書を取ることが難しくなります。その点、設計事務所に依頼している場合は、複数の建設業者から見積杳を取ることができ、さらにその見積書の内容を設計事務所が専門家の立場でチェックしてくれます。そのため複数の建設業者の中から見積り金額の安い建設業者が選択できますので、大規模の建築工事の場合には、設計料を支払っても得になることが多いようです。<見積り内容の検討>見積金額は、設計図面と仕様書に連動しているものです。見積金額を下げようと思えば、設計変更をして広さを縮小するか内装仕上げや設備内容のグレードを落とさざるを得ません。金額的に大きなウエートを占める設備は、台所、風呂、トイレ、洗面台になりますから、そこに使う器具をチェックするのがポイントです。しかし、最近のアパートは高級化志向が顕著ですから、あまり設備の品質を落とすと入居者が来なくなる恐れがあります。そこでほどほどの設備を決め、あとは建設業者とかけあっていかに安くしてもらうかの交渉が必要になります。見積金額を値切るときは、設計図面と仕様書で設備の仕様をを決めてから値切らないと効果がありません。<建築請負契約>設計図面、仕様書、見積書の内容が決定したら、建設業者と建築請負契約を取りかわします。「建築工事請負契約」は、口約束であっても有効とされていますが、口約束だけではあとでトラブルが生じやすいので書面にします。アパートの建築をするに当たっては、きちんと建築工事請負契約書を取りかわすことが大切です。この契約書には、建物の所在、床面積、請負金額、完成引渡し期日などが記載されており、設計図面や仕様書を添付します。アパートの経営戦略と建築の仕方この他、契約俗に代金の支払い時期を記入します。普通は契約時、着工時、工事の中間、完成時といった具合に、3回ないし4回に分けて支払います。

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