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設計図と仕様書を作る

2017年3月1日「水曜日」更新の日記

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アパートの設計には、①設計事務所に依頼する方法と、②建設業者に設計も任せる「設計施工」の2つの方法があります。<設計事務所>設計事務所に依頼すると、設計業務と監理業務の2つの仕事をしてくれます。設計事務所に支払う報酬は、建築費に対し設計業務の報酬がおおよそ4%、監理業務の報酬が2%程度です。設計業務は、設計図面や仕様書を完成し、建築確認申請をする業務です。また監理業務は、アパートの建築に着手後から完了検査を受けるまでの現場の監理を行う業務です。普通、鉄筋・鉄骨造の大規模な中高層の建物については設計事務所に依頼します。それは、設計図面が複雑なことと、専門家の立場で建設業者から提出された見積書をチェックでき、建設業者の選定・建築現場の監理業務などを行ってくれるからです。<建設業者>設計施工の場合は建設業者を先に選定し、その業者に設計図面・仕様書等を作成してもらいます。設計事務所に依頼するよりは安くなります。アパート専門の建設業者に依頼すると、そうした業者はそれぞれのタイプにあった設計図面や仕様書を持っていますので、それに修正を加えるだけである程度の設計図面ができあがります。こうして建設業者のものを利用すると、早く割安に設計が立てられるので便利です。プレハブーメーカーはアパート建築の経験も多く、かなり豊富に資料を持っています。また会社内に一級建築士の資格を持った人がいますので設計を依頼しても大丈夫です。結論として、設計は、中高層の鉄筋や鉄骨造は設計事務所に、低層のアパートはプレハブメーカーに依頼すればいいでしょう。<設計図の役目>設計図は、工事をするための指図書の役目をするものです。少し分かりにくいかも知れませんが、平面図を見れば各部屋の間取りや広さが分かりますし、立面図を見れば建物の外観が分かります。この設計図の段階で、納得のいくまで設計担当者の人と話し合うことが大切です。後になって設計変更するとなると、建築費が割高になるばかりでなく、工程が狂うなどマイナス要因ばかりが発生します。<仕様書の役目>仕様書には、各部屋ごとに使用される材料名が書かれています。仕様書を見ればどのメーカーのどんな材料が使われているのかが分かりますので、これも後でトラブルが生じないように、色や柄のあるものはよく確かめておくことが必要です。「アパートの内容は建設業者に任せる」というオーナーがときどきいますが、とんでもないことで、内容次第で建築費が大きく変わるのですから。全体を値切ったつもりでも、内容を確認しなければ値切ったことにはなりません。その意味で仕様内容については、徹底的な打合せをしなくてはなりません。

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